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≪中国輸入≫関税の計算方法について

≪中国輸入≫関税の計算方法について
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こんにちは!
橋本です。

今回は『中国輸入 関税の計算方法について』
という内容で解説していきます!

商品リサーチをする段階で
忘れてはいけないのが『関税』です。
(あとで『消費税』も出てきます)

海外から日本へ商品を輸入する場合、
その商品には関税が掛かってきます。

海外から輸入品を仕入れるには
必要な経費ですので、
ちゃんと理解しておきましょう!

<関連記事>

関税って何?

一般的に「輸入品に課される税」
として定義されています。

つまり、海外から商品を
仕入れるときに発生する税金ですね。

これは国内産業を守るために設けられていて、
安い海外製ばかりが売れて
国内事業が成り立たなくなるのを防いでいます。

関税を払わないで輸入する
なんて事はできませんので
ちゃんと払うようにしましょう!

関税率ってどのぐらい?

関税率は商品によって異なり、
20%、10%、無課税の商品もあるんですね。

詳しい関税率を知りたい場合は
参考ページのリンクを貼っておきますので
チェックしてみてください!

そして、関税率には
「簡易関税率」「一般関税率」
の2通りがあるので紹介します!

◆簡易関税率

簡易関税率について
海外から商品を輸入する場合、個人使用の品物または贈り物であっても、
原則としてその商品に対して関税が課されることとなりますが、
一般貨物または郵便小包を利用した場合で、課税価格の合計額が20万円以下の場合には、
一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されます。

税関HP

つまり、20万円以下の
個人的な買い物で輸入する場合には
この「簡易関税率」が適用されると
考えてもらってOKです!

⇒ 税関HP:少額輸入貨物の簡易税率

◆一般関税率

簡易関税率の適用外の場合に
対象となるのが「一般関税率」です。

詳しくは以下のサイトを
参考にしてみてください!


財務省貿易統計HP:輸入統計品目表(実行関税率表)
税関HP:関税率の目安(カスタムスアンサー)

『商業輸入』と『個人輸入』

商品の輸入時は、商品の目的が
「販売」「個人使用」かの2つに分類され、
それぞれ関税の比率が変わります。

そして、
”どこからが個人使用でどこからが商業用か”
という判断は
税関にゆだねられていて、

同じ商品が複数やトータルの数量が多い
と販売目的で扱われることになります。

それぞれの算出方法は以下の通りです!

◆商業輸入

関税額 = 課税価格(商品代金+送料)× 関税率

◆個人輸入

関税額 = 課税価格(商品代金 + 送料)× 60% × 関税率

個人輸入の場合は、
課税価格の60%に対して関税率が適用される
ので、商業輸入と比べて安くなります。

消費税について

輸入品に対しては
『関税』の他に
『消費税』も掛かってきます。

最終的に掛かる『消費税』は
こちら↓の計算式で算出されます。

最終的に掛かる消費税 = 「消費税」+「地方消費税」
「消費税(8%)」⇒ 課税価格((商品代金 + 送料)× 関税率) × 0.08
「地方消費税(1.7%)」⇒ 消費税 × 17/63

税率については
国税庁のHPに記載されています。
⇒ 国税庁HP:消費税及び地方消費税の税率

免税について

課税対象額の合計が1万円以下の場合は
免税となり
関税、消費税は課税されないです。

もし、輸入品がギリギリ1万円で収まっている場合は
少し追加するだけで課税対象
となるので注意しましょう!

関税・消費税の計算方法

それでは、実際に
関税・消費税の計算方法
を紹介します!

◆関税・消費税の計算例

先ほどまでの説明では
ややこしいので、
例として以下の条件で
関税・消費税の計算
をしてみましょうか!

<条件>
1元 = 17円
商品代金 + 送料 = 10,000元
一般関税率:10%
消費税、地方消費税は100円以下を切捨て

・商品代金
17 × 10,000 = 170,000円

・関税
170,000 × 0.1 = 17,000円

・消費税の課税価格
170,000 + 17,000 = 187,000円

・消費税
187,000 × 0.08 = 14,960円 ⇒ 14,000円

・地方消費税
14,000 × 17/63 = 4,036円 ⇒ 4,000円

・関税及び消費税
17,000 + 14,000 + 4,000 = 35,000円

・トータル経費
170,000 + 35,000 = 205,000円

<参考サイト>
⇒ 税関HP:関税、消費税等の税額計算方法

◆関税と消費税の概算見積

関税と消費税を
概算で見積もるなら、
おおむね商品価格の”10%” で計算すれば
大幅にズレることはないかと思います。

もちろん輸入商品によって
関税率が異なるので、

毛皮のコートばかりを扱っていれば
高くなるし、
時計ばかりを扱っていれば
無税です。

かなりアバウトですが、
そういったことから
一旦は10%で計算、

商品ジャンルに偏りがある場合は
補正をかけていくと
いいと思いますよ!

商品リサーチ時点での
経費計算に含めて、
最終的に利益を残せる商品
選んでいきましょう!

<関連記事>

それでは今回はここまでとしますね。

今回の内容は『中国輸入 関税の計算方法について』でした!

記事のことで何かご質問があれば、
お問い合わせフォームからご連絡ください(^-^)

最後までお読みいただいてありがとうございました!

この記事を書いた人

はしも
関西の田舎でいろいろやって暮らしている人/中国輸入、ブログ、販売代行、米づくり、山仕事など/子育て楽しんでます
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コメント & トラックバック

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 木下

    商業輸入と個人輸入は仕入れ時にのどこの段階でわかるのでしょうか?
    日本に到着時に関税にて、商業輸入と個人輸入がわかるのでしょうか?

    数などで関税額が商業輸入と個人輸入がわかってしまうのでしょうか?

    友人が無職で、少量10個程度、中国の製品を仕入れするらしいです。

    • By hashimoto

      木下 様
      はじめまして!お問い合わせありがとうございます。

      商業輸入と個人輸入の基準について、
      明確には税関での判断となりますが
      全部で10個程度なら個人輸入で通るかと思います。

      ただし、Amazon FBA倉庫への輸送であれば
      販売目的と捉えられる可能性があるので
      配送先にも注意が必要ですね!

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